昔体験! 【3年】

最高気温4℃、どんよりとした空から粉雪のちらつく中、3年生は社会科見学で江戸東京たてもの園に行ってきました。
今回の社会科見学は「園内見学」と「昔体験」の2本立て。
園内見学では、日本全国から集められたさまざまな時代の建築物をみて、今との生活様式の違いを見付けました。
昔体験では、昔道具の石臼と火鉢の使い方を学びました。
石臼体験では、米をひいて米粉にしました。それぞれが力を振り絞って重い石臼を回し、班のみんなで協力してひいた粉は、ふるいにかけてみるとまだまだ粒が粗く、米粉と呼べるのはほんの少し。粗い粒をまた石臼でひき、ふるいにかけて、また粗い粒を取り出してと、同じ作業を繰り返してやっと米粉ができました。



火鉢の火おこし体験では昔の家では火がとても重要な役割をしていたこと、火を扱うときにはたくさんの道具を使うことを学びました。また、手順を教えてもらいながら火鉢に火をおこし、子供たちは火に当たりながらボランティアの方や友達とおしゃべりして、昔の人々の生活のだんらんを感じていました。
スーパーなどに行けばもとから粉になっている物が簡単に手に入ったり、スイッチ1つでストーブに火がつけられたりという生活を送っている子供たちにとって、石臼の重さや火をおこすことの大変さは大きな驚きだったようです。今の家とは違い、室温が、外気温とほとんど変わらない茅葺屋根の家の中で、子供たちの目には自分たちでおこした火がとても貴重なものに映っていたことでしょう。社会科見学にはあまり思わしいとはいえない天候のおかげで、昔の人びとのくらしの大変さを一層身に染みて感じることができました。

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