4年生 玉川上水の学習

 11月18日水曜日に4年生が羽村堰、羽村市郷土資料館へ社会科見学に行きました。当日は、雨の予報が当たらず、雨に降られることなく有意義な見学ができました。
玉川上水の出発点、羽村堰を実際に見て、「昔の人は羽村の地形を利用して川が蛇行している所と反対側に堰を作り、水が流れやすくしている仕組みを考えるなんてすごい!」「大雨の時には、投げ渡し堰を開けるために、丸太を流すようにするなんて、よく考えたな。」などと感嘆の声を上げていました。
羽村市郷土資料館では、学芸員さんの説明を熱心に聞き、玉川上水を造ったときの資料がほとんど残っていないので、教科書に載っている玉川兄弟の情報が確かでないということが分かり驚いていました。



11月24日(火)には、コミュニティスクール推進委員の先生を講師にお迎えし、国分寺村分水、恋ヶ窪村用水路についての特別授業を行いました。「どこから水を取り入れ、どこまで流したのか」という学習問題に対して、一人一人が予想を立て、その理由を考え話し合いました。難しい内容ではありましたが、子供たちはメモを取りながら熱心に聞き、探検に向けて意欲を高めました。

11月26日(木)には、いよいよ探検!朝から雨が降り、予報も一日雨とのことでしたが、日頃の行いがよいのでしょうか・・・。レインコートを着て、出発した途端晴れ間が差し、虹も出ていました。天気にも恵まれ、帰りまで雨に当たらずに3時間の行程を無事に終えました。
講師の先生に案内してもらい、分水跡を歩いていると、地形を利用して高いところから低いところへ水を流したのがよく分かり、子供たちは、地形の利用について理解を深めました。また、用水路跡では、「こんなに深く、昔の人はよく掘ったなぁ。」「今も残っているなんてすごい!」と玉川上水から恋ヶ窪分水へと水が流され、新田開発されたからこそ私たちが住むこの地域が発展してきたということに思いを馳せていました。少しの間、用水路を作った時代にタイムスリップできたようです。

12月4日(金)8日(火)には、学習のまとめを講師の先生と共に行う予定です。

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